人をいじめるのはバカだけです。頭のいい人は、無意味なことをしません。
さて。先日、とあるカフェに行きました。
後ろのテーブル席では女性4人が楽しそうに女子会をしているようです。
なんとも賑やかで、「女子同士で変なこと話すのって楽しいんだよね~」とうらやましく思いながら、ドリンク片手に盗み聞き。
どうやらパートの帰りらしい。メンバーをチラッと見てみると、20代~40代といったところでしょうか。年齢層の違う女性たちでした。
「バイトの後の女子会っていいよね~それだけで頑張れるもん」と思いながら、また盗み聞き。
あらら・・・何やら話題は悪い方向へ向かっているではありませんか。
カフェにはいないパートの女性(おそらく)の話を始めました。
「○○さん、来てなんて言ってないのに今日来てたよね~」
「ほんと使えない~」
結構ひどいこと言うんだなあとは思いましたが、これも女子あるあるですよね。
「次のターゲットは私だ」という恐怖心

1人目に満足すると2人目にターゲットが移るのは、悪口やいじめによくある傾向です。
大抵はリーダーがいて、その取り巻き数人でグループが構成されています。それもだいたいが学校で目立っているような、派手系グループにありがちですね。
私も中学生のころ経験しましたが、リーダーが右と言えば右、左と言えば左。逆らうとターゲットにされて、私は晴れていじめられっ子の仲間入り。
だけれど、当然私には逆らう勇気などなく、リーダーに気に入られるようにと毎日をこなしていきます。いつ自分の番が回ってくるのか、どのタイミングで怒らせてしまうのか。「学校なんてなくなればいいのに」と思っていました。
ある日突然、悪口を言われ続けていた子がついにグループを抜けてしまいます。
次のターゲットは私です。
頭のいい人は悪口すら言わなかった

ターゲットになった私をグループのみんなは避け始めました。どうやら話すと怒られてしまうようで、まったく取り合ってくれません。いつも移動教室は一緒に行ってたのに、1人を置いてさっさと出ていきます。
1人目の子も同じ気持ちだったのかと思うと、胸が痛かったです。
数日は1人で過ごしていましたが、他のグループの子たちと行動するようになりました。
クラスの中でも特に頭のいいメンバーが揃っていて、とにかく優しいんです。話す内容も、遊び方も、時間の使い方もまったく違います。友達が安心できる存在であることを初めて知りました。
派手なグループのみんなは勉強なんてしなかったので、私も市立の商業高校に行こうと考えていました。
ところが、この中学3年生で起きたいじめをきっかけに、偏差値が25も高い“高専”を目指すことに。友達が変わったことで自分の人生も180度変わり、すべてが終わった今では「いじめてくれてありがとう」と戦友?に感謝しています。
派手なグループと頭のいいグループ。2つのグループにいて分かったのが、「頭のいい人は悪口を言わない」こと。
当時「悪口を言われたときの痛みが理解できるから言わないんだなあ」なんてしみじみ思ったことを、今ここに書いています。
悪口を言う時間で、“生み出せるものがある”

パート帰りの女性たちが、ある人の悪口で盛り上がっているのを見て思いました。
「この時間に何か生み出せるのになあ」
悪口では憎しみや悲しみしか生み出しません。憎しみ製造機になりたくないのなら、今すぐにやめた方がいいと思います。言われる側は常に気にしてモヤモヤして、楽しく生きられないから。
悪口大会を開催せず、だれかのために行動すれば、幸せやお金を得ることができるのに。
バカバカしいことに何時間も時間を割いているあいだに、わたしは1記事書きます。